いざというときに役立つ迷子札
どんな旅?
かねてから見たいと思っていたヘレスフラメンコフェスティバルを見る旅でした。5歳の息子と二人の個人旅行。
トラブルにあったシチュエーション
2012年2月、スペインのアンダルシア地方、フラメンコで有名なヘレスの町を訪れた時のことです。
スペインの町は細い路地が入り組んでいるところが多く視界もよくないので、地図があってもよく道に迷っていました。またその時は5歳の息子と、と母(自分)の興味が違うので意見が合わずに大変でした。そのうち母がこっちに行こう、と声かけても言うことを聞かなくなり、路上で喧嘩になってしまいました。すると、何を思ったのか息子はへへーと笑いながら全力でどこかに駆け出して行ったのです。後を追うも道がいくつにも分かれていて息子がどちらに行ったのか分からず、方々の路地や公園を探しましたが見当たりません。
カフェやレストランの人にも息子を見なかったかと聞いてまわりました。すごく同情されると共に、危ないよ、大事がなければいいけど、と深刻な顔で忠告されたりしました。それでも見つからず途方に暮れて滞在していたアパートに戻り、そこのオーナーに警察に電話してもらいました。1時間後に警察から電話で見つかったとの連絡が。警察に迎えに行くと、個室でテレビのドラえもんを見ている息子に遭遇しました。それ以来逃亡することはなくなりました。
幼いお子さんを連れて海外に行く時の注意
実はスペインの警察が息子を見つけてくれたのは、息子にあらかじめ迷子札をぶら下げておいたからです。そこには名前、出身国、連絡先の電話番号(携帯や滞在先のホテルの電話等)が記載してありました。(迷子札を見てよく道で現地の人にからかわれましたが。)こちらが警察に電話したのとは別のところで、町を見回りに来ていたポリスマンが公園で泣いている息子を見つけてくれたのです。
その他に最低限、旅行先の警察や救急車などの電話番号は調べて行った方がよいと思います、また片言でよいから緊急事態が起こった時を想定して現地の言葉(子供が迷子になった、お財布を盗まれた、等)を前もって調べてメモしていくかなどして使えるようにしておけば、緊急時にすぐ対応できます。
最後に小さいお子さんを連れての旅は自分の思うようにいかないことが多々あります。
でもぐっと我慢してお子さんの希望をかなえることを優先してあげてください。(44歳女性)
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