治療費用補償を受けるための条件 海外旅行保険の基礎知識

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あなたの海外旅行保険はいざという時使えますか?

ここでは海外旅行保険の目玉であるケガや病気の治療費用補償について見ていきます。
まずは海外旅行保険のケガや病気などの健康に関わる補償は何があるのか見ていきましょう。

治療費用補償の対象範囲

治療費用補償の補償範囲には以下のものがあります。

・傷害治療費
 旅行行程中でのケガの治療費用を補償

・疾病治療費
 旅行行程中での病気の治療費用を補償

・傷害死亡
 旅行行程中でのケガで死亡した場合を補償

・傷害後遺障害
 旅行行程中でのケガによって後遺障害を負った場合に補償

・疾病死亡
 旅行行程中での病気で死亡した場合を補償

基本的にはケガや病気をしたら病院に行きその時点で補償は降りるのですが、
幾つかのケースでは補償が下りない可能性があります。

治療費用保障が下りないケース

日本損害保険協会(*1)の記述を引用します。


傷害・疾病共通
1.契約者、被保険者、保険金受取人の故意または重大な過失による身体障害
2.被保険者の自殺行為・犯罪行為・闘争行為による身体障害
3.被保険者に対する刑の執行によって被った身体障害
4.戦争、内乱、暴動などの異常な事態による身体障害
5.被保険者の頸部症候群(むち打ち症)・腰痛・その他の症状で医師による他覚所見のないもの

傷 害
1.被保険者の無資格運転、酒酔い運転、麻薬・シンナーなどを使用した運転によって生じた傷害
2.被保険者の脳疾患、心神喪失による傷害

疾 病
1.被保険者が被った傷害に起因する疾病
2.妊娠・出産・早産・流産に起因する疾病
3.歯科疾病
4.旅行開始前または旅行終了後72時間経過後に発病した疾病

となります。

要約すれば、
自分の方に過失があったりしたせいで病気やケガになった場合はダメ
ということです。
気をつけたいのは歯科疾病は補償されないところですね。歯が悪くて気になる方はあらかじめ日本で歯医者に行き、歯をしっかり治してから海外旅行へといきましょう。

さらに登山、スカイダイビングやサーフィンなど危険の伴うスポーツやアクテイビティをなさる方も通常の保険では対象外となり、補償が必要な場合はさらに支払額が多くなります。

補償の額ですがこれはプランや会社によりまったく異なってきますが最低でも500万くらいは補償されているところが多いです。
しかし、最近では治療費無制限というのが多くなってきています。

治療費用保障の申請手続き

もちちろん各保険会社会社ごとに手続きの方法は変わってくるのですが、

1.まずは海外旅行保険会社から届いた取り扱い説明書の小冊子をしっかり確認しておきましょう。会社ごとに申請方法が変わってくるので、結局のところそれが一番頼りになります。

そしてそれを家に置いておくのではなく、ちゃんと海外旅行の際に持ち歩くようにしましょう。面倒かと思われるかもしれませんが、いざという時海外旅行保険が使えなかったら何の意味もありません。
ここに担当窓口の電話番号も書いてありますので忘れがちですが実は海外旅行に必須なものなのです。

2.実際に渡航先で怪我、病気をしたら海外旅行保険サービス窓口に電話をしましょう。

3.その窓口スタッフが必要書類の受け取り方について説明してくれるのでそれに従います。

4.海外から帰国後に、その送られてきた書類を元に返送します。

以上が大まかな流れになります。

保険金請求の必要書類

これも各種保険会社に寄って変わってきます。ここでは大手海外旅行保険会社のAIU(*2)を例に取ります。

死亡保険金

・死亡保険金受取人の印鑑証明書
・死亡診断書または死体検案書
・被保険者の戸籍謄本
・公の機関(または第三者)の事故証明書(傷害死亡の場合)

傷害後遺障害保険金

・被保険者の印鑑証明書
・後遺障害診断書(弊社所定フォームあり)
・公の機関(または第三者)の事故証明書

治療費用保険金

・治療費用の領収書、またはレシート(原本)
・診断書
・パスポートの日本出入国スタンプ欄・署名欄のコピー

賠償責任保険金

【レンタル品の賠償事故の場合】
・事故証明書
・賠償金請求者(賃貸業者)からの見積書または請求書
・賃貸業者からの賃貸契約書または賃貸契約領収書
・領収書(原本)
・パスポートの日本出入国スタンプ欄・署名欄のコピー

となります。

キャッシュレスメディカルサービス

今主流になっているのが「キャッシュレスメディカルサービス」と言うものです。

保険会社が提携している病院、医療機関ならば、その場で一切お金を支払うことなく治療を受けることができます。
海外で大量の現金を持ち歩くのは危険ですが、それではいざという時に支払いができません。そして面倒くさい手続きは一切不要で、手ぶらで行って、治療を受けて帰ってくる、ということが可能です。その点を考えてもこのサービスは非常に魅力的ですね。

クレジットカード付帯の海外保険の補償額

もちろんどのカード会社でいくら払っていて、どのグレードなのかによって全て変わってきますが大体の目安をここでは書いていきます。

傷害死亡・後遺障害の場合は 500万〜5,000万円
傷害治療費用 0円~200万円
疾病治療費用 0円~200万円
疾病死亡 なし
賠償責任 0円~1億円
救援者費用 300万円

が大体の目安となります。

疾病死亡が「なし」になっていることに注意しましょう。疾病死亡は補償されないのが一般的なようです。ここを補償して欲しい場合はケチらずにしっかりと正規の海外旅行保険に加入しましょう。中には追加料金を払えば補償してくれるカード会社もあるので、そこも含めてクレジットカードを作る際に確認しておきましょう。

クレジットカード付帯海外旅行保険の申請方法手順

クレジットカードの場合も普通の海外旅行保険とそこまで変わるものではありません。

1.まずはクレジットカードが届いた際に取り扱い説明書の小冊子をしっかり確認しておきましょう。

2.実際に渡航先で怪我、病気をしたらクレジットカードの付帯保険サービス窓口に電話をしましょう。

3.その窓口スタッフが必要書類の受け取り方について説明してくれるのでそれに従います。

4.海外から帰国後に、その送られてきた書類を元に返送します。

このように通常の海外旅行保険とそこまで変わりません。

支払い総額が決定してからだいたい1~2週間ほどで指定口座に振り込まれるみたいです。

しかし海外旅行保険とは違って、クレジットカードに自動的についてくる補償なので、補償範囲は必要最低限です。なので補償日数やサポート体制、「自動付帯」か「利用付帯」かどうかなど注意したい点もたくさんあります。

実は使える日本の健康保険

意外ですが、実は日本国民ならば、たとえ海外での治療であったとしても日本の健康保険を適用することができます。

しかし保証を受けるには一定の条件が必要です。海外で治療してもらった病院から、診療報酬明細書をもらい、それを社会保険事務所に提出するという少々面倒臭い手続きを取らなくてはなりません。

さらにまだいくつかデメリットがあって、どんなに高額な医療費だったとしても現地では一度全額負担をしなくてはならないため、緊急性には少し欠けます。さらに支払い額が日本基準となったり、現地語から和訳をしなければいけなかったり、救援者、賠償責任、携行品損害の保証がなかったりと、用途が限られています。

まとめ

最後の確認ですが、最も大事なことは、海外旅行保険に加入し、冊子を海外旅行へもっていくことです。海外でトラブルが起きたときにはそこに書かれている窓口に電話をすることで、細かく指示を受けることができます。

以上が大まかな治療費用補償の概要になります。流れをしっかりと確認して、いざという時にパニックにならず、冷静に一つずつクリアにして行きましょう。

*1 :
http://soudanguide.sonpo.or.jp/body/q081.html

*2 :
http://www.aiu.co.jp/service/contact/insurance/ota_doc.htm
http://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00001&news_no=1712

海外旅行保険におけるその他の補償項目については以下のページで解説してますので参考にしてください。

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